FP保険相談の準備
FPに自宅へ訪問してもらい、保険相談をするのは手軽で良い方法だ。
しかし、何の準備もしないのと、少しでも準備しておくのとでは、大きな違いがある。
保険の窓口のところでも書いたが、事前に専門書の1冊でも読んでおく方が絶対に良い。
とにかく、FPさんは忙しい。
忙しい上に、保険相談は時間がかかる。
通常、初回面談で相談内容を把握し、次の面談までに提案書を仕上げる。
最低2回は自宅を訪問する必要があるのだ。
自宅を2回訪問しても、まだ、話がまとまらないことだってある。
相談者は保険加入を断る権利を持っているが、何度も訪問した挙句に断られるとFPはツライ。
保険加入や見直しを本気で検討している人なら、大抵は断らないであろうという魅力的な提案をする必要があるのだ。
だが、魅力的な提案書を作成できる優秀なFPは、いつも引っ張りだこだ。
したがって、優秀なFPであればあるほど、忙しいのが現状である。
さらに、保険の加入が決まったら決まったで、またFPの仕事が増える。
契約書作成のために、また自宅を訪問しなければならない。
事前に医師の診察を受ける必要があれば、その案内をし、場合によっては病院まで付き添う必要がある。
こういう一連の流れを考えると、FPの心理としては、初回訪問時、なるべく早く相手の本気度を確かめたいのが本音だろう。
もし、自分が本気で相談したいのなら、FPのそういう心理を理解し、事前にきっちり準備しておくべきではないだろうか?
事前にきっちり準備している相手に対しては、FPもぞんざいな扱いはできないし、相談の本気度も変わってくるというものだ。